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"Redon&Adan"


 

BullpenのOriginal Glassに合わせて、2種類の木製Lidを誂えました。ぼったりと心地良いガラスコップを、キャニスターに転用させる提案にはじまり、仕上がったプロダクトの写真撮影までを手掛けさせてもらいました。熱血木工職人の小石さん(@koishi_wood _works)の手にかかり、凛々しくも艶めかしい質感を伴って姿を現した「Redon(ルドン)」と「Adan(アダン)」が、明日からBullpenにてお披露目です。色々な方に見て、触って頂けることを願って。



今回フタという至極単純な機能を持ったものにカタチを与えるとき、どんなことに気持ちを傾けていたのかを振り返ってみる。何かの形状を模したかったのでもなく、もちろん複雑な数式を使ったわけでもない。スケッチを重ねて辿り着いたそのカタチは、自分がつい「掴みたくなる、握りたくなる」感覚の顕(あらわ)れなのだ。つまりは個人的な「アフォーダンス」の嗜好性みたいなものが、フタという仮の姿を纏ってやって来たのだった。

だから出来上がってきたふたつのフタを名付けるときには、"affordance"からアナグラム的に文字を拝借しつつ、共に19世紀のフランス画家にちなんで"Redon(ルドン)"、"Adan(アダン)"と名付けた。

実際に手に取って、このフタが持つ「引力」を感じてもらえたら、とても嬉しいです。



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